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人は人に支えられて

 震災から2週間以上経ちました。
毎日、被災された方々の避難所の様子がテレビで放映されます。
日を追うごとに物資や救援の人々が届いているからでしょうか?
被災地の方々の表情が少しづつではありますが、明るくなって来ている様な気がします。
「現実を受け止め、これから復興に向けて頑張って行きます!」
とコメントされた方さえいらっしゃいました。
逆境に立ち向かい、明るく振る舞われている、そんな様子を見て、
「励まされているのはもしかしたら自分ではないかしら?」とふと思いました。
被災地に思いを寄せている私達が、知らないうちに大きなパワーを戴いているのかもしれません。
そう、人は支えて支えられて生きて行くものです。
最近良くテレビで流れる。
「日本の強さは団結力です。がんばりましょう!」
「大丈夫一人じゃない 世界中の皆が居ます!」
「皆でやれば大きな力に・・・」
その言葉をひとつひとつ噛みしめると、代償は大きかったけれども、もしかしたら自然が
日本を一つに・・・世界を一つに・・・  希薄になりがちな人との結びつきを強めてくれたのかもしれないと思ったりもします。
確かに人は人によって支えられ、人の姿や自然に教えられ成長して行くのです。
それを思えば、私も自身もラフォンテもたくさんの方々に育てて戴きました。
それに応えられるように、これからも、皆が元気に笑顔になれるお料理を考えて作って行けたらいいなっと心から思っています。
by la-fonte | 2011-03-26 08:18

自分に出来る事

震災から10日過ぎました。
被災地の皆さんのご苦労には遠く及びませんが、ラフォンテで出来る小さな事として、震災以来照明を半分にして、暖房を最小限にしてレッスンをしています。
もしかしたら、「こんなときに料理教室なんて!」と言われてしまうかもしれませんが・・・
この10日間レッスンをして来て、生徒さんそれぞれが怖く大変な体験をされた事がわかりました。
実は、私も一人になると部屋が揺れている気がして、訳もなく寂しくなったり不安になったりしていました。
そして、そんな事を「語り合う」ということがどれほど不安な気持ちを和らげてくれるかとことを実感しました。
生徒さん達は、食事が進むにつれてだんだん明るい表情になって来て「今日レッスンに来て良かった!」と言って帰られます。
こういうときの食事は大切な「心の栄養」にもなるのですね。
こんなふうに、一人一人が明るく過ごしてゆけば、きっとその輪が日本中に広がって行くと私は信じています。

被災地や被災された皆さまに心を寄せながら・・・
今、自分に出来る事を実行して行きたいと思っています。
by la-fonte | 2011-03-21 08:48

懐かしい声

 地震や原発関連のニュースはまだまだ予断を許さない状況ですね。
でも、暗くなっても居られない!何事も前向きに取り組まなければ・・・

 そう言えば、昨日の夕方、イタリアの知人から突然電話を戴きました。
彼女と話すのは、10年ぶり?位かしら・・・
92年に私がボローニャで生活をしていた頃、間借りしていたアパートの大家さん。
彼女はシングル、広~い2LDKのアパートに住んでいました。
その一部屋を私が借りいたのでした・・・。
もちろんキッチンもバスルームも一緒に使いました。
半年ほどお世話になりました。
私より10歳以上年上で、当時、高校の数学の先生だった彼女は私にとっても良くしてくれました。
生活を共にしても、多くを干渉するわけでもなく、自立した本当に素敵な女性でした。
彼女から教えてもらったお料理もたくさんあります!
あの頃はまだまだ小娘だった私。彼女は憧れの女性でした~。
そんな、彼女が日本まで私に電話をくれたのは今回が2回目、1回目は神戸の震災の時、そして今回の地震。
イタリアのテレビで流れる映像にとても不安になったのだと思います。
「元気で本当に良かった!」と何度も何度も繰り返していました。

こんな非常時ではあるけれど・・・
「長く会っていなくても、私を思っていてくれる人が居るのだな~」っと懐かしい声.、私はとても嬉しかったです。
私の人生でとても大切な出逢いを噛みしめた瞬間でした。

毎日のニュースに何が出来るだろう!と自問自答していますが・・・
とにかく、1日も早い復興と平和な日々が戻りますよう、祈りながら・・・
「ラフォンテはこれからも心と体が元気になるような美味しいイタリアンで皆さんに幸せを届けよう!」と決意を新たにしています。
by la-fonte | 2011-03-17 17:06

東北地方太平洋沖地震

あの恐怖の瞬間から2日が過ぎました。
皆さま、ご家族の皆さまは、ご無事でお過ごしでしょうか?
私は外出先で遭いましたが、周りの方々の冷静な行動と不思議と生れた一体感で大きなパニックに巻き込まれることもなく無事に自宅に戻る事が出来ました。
ラフォンテも、エントランスの陶器の置物が2~3ヶ割れただけで大きな被害もなく、土曜日の午前中のレッスンは近くの生徒さんと一緒に出来ました。
ただ、土曜日と月曜日のエキスパートコースは講師との話し合いで取りやめることに決めました。出席予定の方々申し訳ありません。
大変な状況の中で、皆様から御心配のメールやお電話を戴き、心から感謝をしています。

それにしても、今回の地震、大勢の人命が失われ、家屋や自動車その他、ライフラインの断絶をテレビ報道で目にするたびに被災された多くの方々の心情をお察しすればするほど、やりきれない思いで胸が張り裂けそうになります。
家族を失い、家屋を失った痛みは想像を絶するものがあります。
被災された方々には謹んで哀悼の意を表し、心よりお見舞いを申し上げます。
本当に今までに経験のない大きな地震、マグニチュードが9.0とは驚異的な数字です。
諸外国でも、トップニュースとして取り上げられている様です。
イタリアの友人からもお見舞いのメールが何通か届きましたが、非常時、日本人の冷静な対応が、とても高く評価されているとの内容でした。
そう、日本人の底力を合わせれば必ず復興の日が来ると信じています。
余震も続き、二次災害や原発などまだまだ油断ができない状況ですが皆さんも引き続きお気をつけてお過ごしください。
日本の一日も早い復興の日を願って・・・
皆さまのご無事を心よりお祈りしています。  ラフォンテ 主宰 坂上香也乃
by la-fonte | 2011-03-13 14:49

ピエモンテのお料理

      今年2回目のエキスパートはピエモンテのお料理のレッスンでした。
d0128354_041475.jpg州都はトリノ、私も学生の時、数ヶ月過ごしたことがある街と言う事もあますし、また、友人のジョルジョがカネッリという街に住んでいるので、各年では行くし~ピエモンテは思い入れ、そして馴染のある土地です。
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この地方は北はアルプスが控え山がちな地形、中部は肥沃なパダーノ平野が広がり、南部は上質なワインの産地、なだらかな丘陵地です。
なんて恵まれた土地なんでしょう!
 だた、海が無いので、お料理はお肉が中心です。
今回のお料理ですが、前菜は「ビッテロトナート」、ボイルした仔牛肉にツナ・アンチョビ・マヨネーズでつくったソースをタップリかけたものです。お肉に魚の加工品を合わせるところがピエモンテらしいです。
d0128354_0274652.jpgもう一品は、イタリアから持ち帰ったエジプト豆の粉を練って「おやき」の様にフライパンで焼いたもの、ジョルジョから送って貰った野菜のジャムやピクルスを添えました。どちらのアンティパストもワインは「ガビ」が相性抜群!!
「エジプト豆の粉」は私が持ち帰ったのですが、本当に美味しくって・・・なんで、日本に輸入されていないのか不思議で~す。

プリモピアットは卵黄をたっぷり使い黄金色に仕上げた「手打ちのタヤリン」。ソースは「鶏レバーとイチジクの赤ワイン煮込み」と「白トリフバター」を合わせました。
d0128354_0305784.jpgワインは「バルベラ」をイメージしたのですが、鶏レバーは「バローロ」でも大丈夫でした~。
セコンドピアットは「牛フィレのゴルゴンゾーラソース クルミ添え」にしました。ゴルゴンゾーラはピエモンテの気候が作り出す、塩分が優しいブルーチーズの傑作ですね~。ワインは「バローロ」にピッタリ~。
そして、そして、ピエモンテと言えばイタリアの中でもドルチェの宝庫!
特に焼き菓子とチョコレート菓子は有名です。d0128354_0325140.jpg
写真はアマレットの香りをつけた「ボネ」というチョコレートプリンです。
もう一枚、ピエモンテの焼き菓子の盛り合わせも美味しそうでしょ!
サボイアクッキー・アマレッティー・バーチ ディ ダーマ・ジャンドゥヨット・ローストしたヘーゼルナッツです。あまり知られていないもしれませんが、ピエモンテのヘーゼルナッツは世界的にも良質で有名なのです!
何と言ってもフランスと縁の深い貴族「サボイア家」のおひざ元、たくさんのフランスナイズされたお菓子が生れたと言うわけです。
d0128354_033412.jpgドルチェには、ジョルジョが送ってくれたデザートワインの「アスティ スプマンテ」を合わせました。
最後に今回のワインのボトルの写真をお届けします!
ガビ・バルベラ ダスティ・バローロです。どれもイタリアを代表するワインばかりですね~。バローロは2005年でちょっと若いかな??っとも思いましたが、香りも味もイタリアワインの王者の風格でした~。
d0128354_0343928.jpgよくジョルジョが言っています。「ピエモンテは世界のガストロノミー美食の中心地」だと・・・今回その言葉、改めて噛みしめました~。
そう、お料理にもドルチェにもワインにも魅了されっぱなしのピエモンテ料理の回でした~!!
by la-fonte | 2011-03-05 22:25 | お料理教室