イタリアの土鍋料理

こう暑いとキッチンに立つのも辛いですよね~。
料理中に熱中症で倒れた主婦もいるとか?
そんな事もあって、ラフォンテの夏のメニューはなるべく短時間で出来るものや作り置き出来るものをセレクトしています。
特に今日ご紹介したいのが、中級Ⅱのメイン料理「子羊のオーブン焼き」です。ポテト・玉ねぎ・トマト・羊のモモ肉など、適当に切った材料を全て土鍋に入れて味を付けたら、ハーブを効かせたパン粉とオリーブオイルをかけてオーブンに入れてしまうだけです。
イタリアの土鍋料理_d0128354_021630.jpgオーブンが回っている30分間は、キッチンから避難して・・・戻ったら出来上がり!!と言うわけです。準備も簡単だし、直火ではないので、付きっきりで無くても良いわけです。
今回使った、写真の土鍋はティエッダと呼ばれるプーリア州の物です。私がイタリアから担いで帰って来ました。
実は、教室には私が持って帰って来た土鍋が4つあるのですが、形によってティエッダ・テガーメ・ピニャータと呼ばれています。どれも鉄分をたっぷり含んだ赤茶色をしています。
土鍋は 【火あたりの柔らかさ】 【遠赤外線効果】 【保温力】 などの利点があります。ゆっくりと温まり、冷めるのにも時間がかかるので、調理中は食材の味をじっくりと引き出し、火を消した後も保温力(余熱)によって、味が染みこむと言うわけです。
食べ比べてみると、普通のお鍋や耐熱皿で作った物と全く違う仕上がりになります。
「とてもシンプルな料理なのに、何イタリアの土鍋料理_d0128354_021526.jpg故こんなに美味しいのですか?」と聞かれましたが、実は半分以上が土鍋のおかげかもしれませんね。
あとは、素材・味付け・愛情でしょうか?
味付けと言えば、盛夏はちょっと塩を強めに仕上げると美味しく仕上がります。
そして、今回のワインはCannonau di sardegna(カンノナウ ディ サルデニア)を合せました。2006年のヴィンテージで
したが、果実味と口の中に残るスパイス香はブラックペッパーとハーブを効かせたラムにピッタリでした!
あの仕上がりで1,600円とはコスパ感十分です。
ラム料理なら全般に合うので、是非試してみてください。
by la-fonte | 2010-08-05 22:30 | お料理教室
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