味わい豊かにナターレ料理

 12月は全コース、ナターレ(クリスマス)のお料理を特集しています。
イタリアはカトリックの国ですから、クリスマスに対する思い入れはひとしおです。
日本の様に、恋人や友達と過ごすと言うより、家族で集まってお祝する人が大半です。
私は1度目はフィレンツェ、2度目はボローニャと2回ほど、イタリアで過ごしました。
教会にはプレセピオ(キリスト誕生のシーンのお人形)が飾られ、お店の美しいウインドゥ&クリスマスセール&イルミネーション等で賑わう街を楽しく歩いたのを覚えてします。
でも、いざクリスマスの当日は?友人達は家族で過ごすため私は一人ぼっちでした。
特に、ボローニャでは、向かいのお部屋の楽しそう~なパーティーの様子を、羨ましくうかがっていたのを覚えてします。なんて、ちょっと寂しいクリスマスの思い出は忘れて・・・

味わい豊かにナターレ料理_d0128354_144735.jpg今週の中級Ⅱのお料理を御紹介します!「味わい豊かにナターレ料理」がテーマなので、コースを味の印象の違うもので組んでみました。
アンティパストが「鶏のムース ポルチーニ風味」 クリーム系
プリモピアットが「パスタ エ チェーチ」 トマト系
セコンドピアットが「鴨のバルサミコ風味 モスタルダ添え」 バルサミコとバター系
ドルチェが「オレンジのケーキ」 甘酸っぱい系
味わい豊かにナターレ料理_d0128354_1443552.jpg全部自信作なのですが、特にメインはミラノの近くの「ダル ペスカトーレ」と言う、ミシュラン3つ星を12年連続で取っているリストランテの名物料理を私なりにアレンジしてご紹介しました。
鴨って、家で作りづらいのは何故か? 
考えに考えました~。
そう、火の通し方がとっても難しいのです。
レア過ぎても臭みが残るし~。
火が通り過ぎてもパサつくし~。
と言う事で、研究を重ねた私の「鴨 火入れのテクニック??」を御紹介しました。
その結果、「レストランみたい~!」と思ったのは私だけでは無かったようです。
味わい豊かにナターレ料理_d0128354_14543.jpgあとはソース・・・この辺は、「ダル ペスカトーレ」にヒントを戴いて・・・。
「バルサミコと鴨がこんなに合うなんて!!」という感想を戴きました。
添えたフルーツのコンポート&モスタルダも鴨を引き立ててくれましたヨ!
ワインは鴨を良く食べる北イタリアとは地域が違うので、どうかな?っと思ったのですが・・・シチリアの「ネロダーボラ」にしました。
ワインが持つドライフルーツ香とソースの相性が中々良かったと思っています。
でも、ベネトのバルポリチェッラとか持ってきても良かったかも・・・(今度試して見ます。)味わい豊かにナターレ料理_d0128354_145442.jpg

本当にもうすぐクリスマスですね~。
皆さんの御予定は?
私は・・・ボローニャの様な寂しい思いだけはしたくないと思っています・・・・。
そうそう、ラフォンテのクリスマス講習会はいかがですか?
まだ、御席に余裕がありますよ!
by la-fonte | 2010-12-09 22:40 | お料理教室
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