イタリア建国150年 愛の勝利を・・・・

 今年は1861年にイタリアが統一されて150年の記念の年に当たります。
記念日とされる3月17日には各地で式典ご行われた様です。d0128354_1654762.jpg
日本はちょうど震災直後で注目する余裕が無かったのですが・・・・・
でも、先日イタリアへ行った時は、各地で、イタリア国旗と150年のロゴ入りのメモリアルグッツを見る事が出来ました。写真は、ミラノのガレリアのショーウインドウでで撮ったもです。
 
その、記念の年に合わせて上映されている、「愛の勝利を・・・ムッソリーニを愛した女」を先日見に行って来ました。
d0128354_1701831.jpgベニート・ムッソリーニ(1883-1945)と言えば、イタリアを第二次世界大戦へそして敗戦へと導いた独裁者。
あれは、小学校の頃だったと思います。
銃殺後、ミラノの広場に、愛人と側近と共に吊るされ、さらし者にされた場面をドキュメンタリーでみました。
それはそれは、衝撃的なシーンで、今でも思い出す事が出来る位です。
そんな最後を遂げた彼ですが、とっても、魅力的な人物で命日には出身の街を訪れる人が絶えないでそうです。
子孫が国会議員やジャーナリストとしても活躍している事も知られています。
でも、この映画は、全くもって彼を賛美する映画ではありません。
彼の立身出世のために、抹殺された愛人とその息子の物語でした。
主人公はムッソリーニの最初の妻イーダ・ダルセルと言う女性です。d0128354_1711284.jpg
彼女は衝撃な出逢いの後、ムッソリーニと激しい恋に落ちると、身も心も捧げたばかりか、すべての財産までも差し出してしまいます。
彼はそのお金で、新聞社をおこし、その新聞で人気を博し、またたくまに、出世階段を駆け上るのでした。その後、愛人として彼の息子を産んだイーダでしたが・・・・
時の人として、イタリアを動かすほどの権力者となったムッソリーニにとって、イーダ母子は黙殺したい存在でした。
彼は、イーダを精神病院へ送り、最愛の息子をも施設におくってします。
そして、愛の勝利のために・・・・・彼女の果てしない戦いが続くのでした。
作品の魅力は、イーダの愛を貫く彼女の姿です。
d0128354_1772691.jpgひどい仕打ちを受けながらも、ムッソリーニを愛し、戦う姿勢を貫く強さには感服しました。独裁者になるほどの人、やっぱり男性としても魅力のある人だったのでしょうね~。
彼女の存在は歴史より抹消され、広く知られるようになったのは2005年だそうです。
映画にはムッソリーニの演説の実際映像が時々登場します。
そんなシーンにはイタリアの暗の歴史も感じました。
そう、建国150周年のイタリアは、世界大戦等、複雑な情勢が絡み合い、順風に国家の再建へと突き進めたわけで無いはずです。
そんなイタリアの歴史を思いながらも、イーダの悲しい人生が、重かった映画鑑賞でした。
それにしても、主演のジョバンナ メッゾジョルノの意志の強さが伝わってくる演技と、美しさには魅せられてしましました~。
by la-fonte | 2011-06-11 17:12 | 最近。。。
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